地域の話題

各地で雨氷 架線凍結で鉄道運休も

枝先が凍り、ガラス細工のようになった木(22日午後0時15分、塩尻市旧塩尻)

 中信地域は22日、前線や湿った空気の影響で雨やみぞれが降り、冷え込みもあって雨が草木に凍り付く「雨氷」が見られた。架線の凍結で、JR中央東線の塩尻―辰野間(通称・辰野線)が朝から終日運休し、松本市内を走るアルピコ交通上高地線も列車の運転を一時見合わせた。

 塩尻市内では、塩尻峠付近で木の枝が雨氷で凍り付き、ガラス細工のような美しい造形を見せた。市役所では梅の花が氷に包まれていた。気象庁によると、松本市沢村では昼頃まで気温が0~2度で推移し、最高気温は4・1度と寒い一日だった。
 23日からの3連休中は関東・甲信地方で降雪が見込まれる時間帯・地域もあるため、JR東日本や中日本高速道路は、出かける際に最新の気象情報や運転状況などを確かめるよう呼び掛けている。長野地方気象台の予報だと、23日の県中部は曇りで、予想される松本の最低気温は氷点下2度、最高気温は3度。