政治・経済

「桂華」の出荷 山形で最盛期

出荷のピークを迎えている桂華。花の少ない時季に彩りを添えている

 寒さに強く、花持ちや花色の良さが特徴のキク科の多年草「桂華」の出荷が、山形村で最盛期を迎えている。花き栽培を手がける村内の「小林ナーセリー」が生産し、ハウス内ではピンクや、青、紫といった色とりどりの花が咲いている。

 奈良県の育種家が開発した品種で、約20年前に県内に先駆けて栽培を始めたという。出荷は3月中旬頃までがピーク。室内用鉢花として東京都や名古屋市の市場、近隣の直売所に約3000鉢の出荷を予定する。単色だけでなく青と白の2色の花が咲く株や、1株で濃淡の色の変化を楽しめる種類もある。
 代表の小林徹さん(47)、妻の英里香さん(48)は「年始から能登半島地震や航空機事故など痛ましい出来事が続く。花を見て少しでも楽しんでもらえたら」と願う。手入れについては「首が折れてきた花を摘み取っておくと株下からまた花が上がり長く楽しめる」と助言する。
 八幡神社(下大池)の南側にあるハウスで直売も行っている。問い合わせは小林徹さん(電話090・3467・0103)へ。

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