政治・経済

「にぎわい合流ゾーン」設置 安曇野・明科地区 市がアウトドア構想最終案

市が基本構想の最終案を示した策定委員会

 安曇野市は6日、明科地域に整備を目指す東部アウトドア拠点の基本構想策定委員会を市役所で開き、基本構想の最終案を示した。センターハウスを整備する龍門渕公園とあやめ公園、明科地域の中心街となるJR明科駅前などの「にぎわい合流ゾーン」で学校の教育旅行や企業の研修を受け入れる方針を示した。基本構想は3月中に策定する。

 昨年12月に開いた前回の委員会で出た意見と、パブリックコメントの意見を反映させて最終案とした。
 「にぎわい合流ゾーン」に、旧国鉄篠ノ井線廃線敷一帯の「歴史・文化散策ゾーン」と長峰山一帯の「自然満喫ゾーン」を加えた3カ所の周遊を促すという骨格部分は昨年12月の構想案と変わっていない。
 最終回の基本構想策定委員会には委員13人が出席した。委員からは周遊するための手段が課題との意見が出され、市は自転車で移動してもらうなど、サイクリングと他のアウトドアスポーツを組み合わせて提供するなどの対策を示した。また、デマンド交通あづみん(乗り合いタクシー)も活用しやすくするよう検討していることを説明した。
 市は最終案に委員の意見を反映させ、市議会3月定例会に策定する基本構想を示す。