政治・経済

お節料理の配食に心を込め 東筑でサービス

民生委員から手作り弁当を受け取る男性(朝日村)

 年の瀬を迎え、東筑摩郡内各地でボランティアや社会福祉協議会が連携したお節料理の配食サービスが行われている。山形村では27日に、朝日村では28日に実施。心を込めた手作り品などを詰めた弁当を1人暮らしの高齢者や高齢世帯へ届け、温かい気持ちで年末年始を過ごしてくれることを願った。

 山形村保健福祉センターいちいの里では、「『ささえ愛』有志の会」が中心になって地場産ゴボウや、鶏肉を入れた炊き込みご飯、ポテトサラダを手作り。かまぼこ、昆布巻き、黒豆などと合わせて94食を用意し、山形小学校3年生が手描きしたメッセージカードを添えて配った。
 朝日村中央公民館ではボランティアの女性4人が煮しめを調理し、エビ、ブリの照り焼きなどと一緒に10品の彩り良い弁当に仕上げた。民生委員の協力で108食を各戸に届け、受け取った針尾の出口英雄さん(85)は「いつもおいしく頂いている。皆さんの気持ちがありがたい」と感謝していた。