教育・子育て

生坂の学校給食再び最優秀賞に

2度目の最優秀賞を喜ぶ生坂村学校給食共同調理場の職員たち

 生坂村の生坂小学校と生坂中学校向けに給食を作っている村学校給食共同調理場が、県産物を活用した学校給食献立の本年度コンクール(県学校給食会主催)の「自由献立の部」で、最優秀賞に輝いた。平成30(2018)年以来2回目の受賞で、自慢の村産食材8種をおいしく調理した職員5人の独自メニューが評価された。

 受賞献立は、村産米ともち麦を炊いた「もち麦ごはん」と、村産大豆の豆腐を鶏ひき肉やタラの肉と混ぜてハンバーグ状に焼き上げた「豆腐の真砂焼き」、村特産の梅の甘酢漬けを生かした「梅のさっぱりあえ」、村産ハチクの塩干しを具材に使った「はちくの豆乳みそ汁」、村産巨峰ジュースをデザートに仕立てた「巨峰ゼリー」、牛乳で構成する。4月28日の給食で出された。
 コンクールは「自由献立」と「課題献立」の2部門があり、自由献立には県内の小中学校や給食センター91団体が応募した。書類審査で生坂を含む6団体が2次審査へ進み、11月19日に長野市内で調理を実践した。県学校給食会によると、生坂は地元食材を生かした味わいに高い評価が寄せられたという。
 村学校給食共同調理場は毎日、約140食を作っている。調理場栄養教諭の小山美津子さん=麻績村=は「生坂村は食材が豊富で可能な限り生かしている。生産者の苦労に報いることができてよかった」と笑顔を見せた。