旧役場庁舎跡地 公園に 上松町 来春完成へ 多目的に利用 22日まで名称募集

後利用が課題となっていた上松町役場旧庁舎の跡地が、多目的利用ができる公園として生まれ変わることになった。町民から募った意見を参考にしながら、町中心街の駐車場不足にも対応できる場所として整備される。完成は来年3月中旬が見込まれており、町は今月22日まで名称を募集している。
JR上松駅から徒歩1分の好立地で、敷地は約630平方㍍。さら地となった旧庁舎跡地をコンクリートで舗装し、あずまやや水飲み場を設ける東側の一角を公園として開放しつつ、駐車場14台分を確保する。イベントでキッチンカーやテントブースの出店などにも活用していく。必要に応じて公園エリアを狭めて駐車台数を20台まで増やすことができるようにする。整備費は約4300万円。
100台近く収容できた町営駐車場に新庁舎が建設されたため、一部が代替駐車場になったJR上松駅北側の公園のあり方も今後、検討する。町総務課は「地元住民の憩いの場としてはもちろん、観光客の休憩場所としても使ってもらえれば」と話している。
募集する名称については、親しみやすく覚えやすいもので、町民が1人につき2点まで応募できる。来庁、ファクス、メール、郵送のいずれかで応募できる。来年1月下旬にも決定した名称が公表される。
問い合わせは町総務課(電話0264・52・2001)へ。