政治・経済

朝日村の暮らしをコテージで 移住検討者向けにお試し住宅

移住検討者向けのお試し住宅として活用を始めたコテージ

 朝日村は、あさひプライムスキー場隣にある「緑の体験館コテージ」(古見)を、移住検討者向けのお試し住宅として活用し始めた。村内観光施設や、コワーキングスペース「里山のオフィスASAHI」が近い立地を生かした新たな試みだ。コテージに短期滞在して村の生活を体験してもらい、移住促進や、移住後のミスマッチ解消を狙う。

 10棟のうち2棟を活用。通常利用より低価格の1棟当たり1泊5000円で貸し出す。家族での利用を見込んで1棟最大6人が滞在でき、2連泊から最長6連泊まで受け入れる。
 コテージは村産カラマツを使って平成26(2014)年度に建設され、スキーやアウトドアを楽しむ客に通年で利用されている。ベッドやエアコン、キッチン、ワイファイ環境などが完備され、家具製作には村内の木工作家らが携わった。
 村が、「アフターコロナ」の移住促進に向けた新たな一手を検討する中、豊かな森林資源や盛んなものづくりといった村の特色が反映された既存コテージを有効活用した体験事業が持ち上がった。村企画財政課の担当者は「村の暮らしを体験し、より具体的に移住後の生活を描いてもらえたら。一帯の観光施設や里山のオフィスの認知度向上・利用促進にもつなげたい」と話す。コテージを指定管理する民間事業者と連携して取り組む。
 申し込み・問い合わせは指定管理者のタジマモーターコーポレーション朝日(電話0263・99・3700)か村企画財政課(電話0263・99・4107)へ。