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安曇野ナンバー図案決定 北ア・道祖神・・・4市町村の特色盛る 令和7年5月ころ交付

図柄案に決まったデザインを持つ(左から)藤澤泰彦生坂村長、太田市長、甕聖章池田町長、平林明人松川村長

 安曇野、池田、松川、生坂の4市町村と各市町村の商工・観光団体でつくる自動車のご当地ナンバー「安曇野」の推進協議会は28日、安曇野市役所で会議を開き、安曇野ナンバーの図柄案を決定した。4市町村の特色を組み合わせたデザインで、年内に4市町村の首長の連名で提案書を国土交通相に提出する。図柄は国交省の審査を経て来夏ころに正式決定する見通し。

 図柄案に決まった「日本の原風景 安曇野」は北アルプスと犀川が描かれた安曇野の風景の中に、道祖神やラベンダー、レンゲツツジ、パラグライダーが配されている。推進協議会が、応募のあった125作品の中から3作品に絞り込んで9月20日~10月20日に実施した投票で、最多の414票(投票全体の46.5%)を集めた。
 安曇野ナンバーは令和7年5月ころ交付開始予定。4市町村で取得するナンバーは全て「安曇野」になる。図柄なし、図柄ありのモノクロとカラーの3種類から選べ、費用は図柄なしが3000円ほど、図柄あり(モノクロ)が8000円ほど、同(カラー)が1万円ほどになるとみられる。
 会議には委員とオブザーバーを合わせて17人が出席した。推進協議会の会長を務める太田寛・安曇野市長は「(安曇野ナンバー交付に向けて)着々と進んでおり、また新たなステージに進んだ。多くの人が安曇野ナンバーを受けてもらえる機運の醸成を図りたい」と述べ、広報活動にも意欲を示した。