年内完成予定の筑北スマートICを子供たちが見学

筑北村の筑北小学校と聖南中学校の児童・生徒約130人が6日、年内に西条で完成予定の長野自動車道・筑北スマートインターチェンジ(SIC)を見学した。東日本高速道路の担当者の案内で、SICとしては県内初となる高速道本線とじかに接続する「本線直結型」施設に施されたさまざまな工事の工夫や成果に間近に触れたほか、路面にチョークで思い思いの絵を描き、近い将来に村の交通の要所となる施設への愛着を深めた。
筑北小は4~6年生約60人が見学に訪れた。完成に向けて工事が続くETC専用ゲートや先進的なラウンドアバウト(環状交差点)、地元特有のもろい土質ののり面をコンクリートなどで補強した工法を見て回ったほか、高速道路上で除雪作業やパトロールに活躍する車両展示もあり間近に眺めて親しんだ。路面へのチョークアートでは、好きなアニメのキャラクターや友達の姿を自由に描いてドローンで記念撮影した。
6年生の本田将大君(12)は「以前はただの山だったのに、ここまで造り変えられるのがすごい」と工事技術に感心していた。4年生の佐野優日菜さん(10)は家族6人の名前を書き並べ「(家族みんなで)ここからどこかへ出掛けてみたいな」と願っていた。
6日は筑北村議会議員12人も現場を視察した。