地域の話題

住民運動会 秋晴れに歓声

5年ぶりとなる村民運動会を楽しむ住民たち(麻績村)

 爽やかな秋晴れとなった22日、中信地方の各地で、恒例の住民運動会が開かれた。新型コロナウイルス感染症の感染症法上の位置付けが5月に5類となったのを受け、久しぶりに運動会を再開した地域も。集まった住民たちは、老若男女世代を問わず元気いっぱいに体を動かして〝スポーツの秋〟を満喫し、地域の結束を確認していた。

 麻績村では、5年ぶりとなる村民運動会が村総合運動場で開かれ、住民300人以上が気持ちのよい汗を流した。
 定番の玉入れ競技や借り物競走のほか、輪投げや三輪車走を組み合わせたユニークなリレーなど6競技を用意。最後は地元に伝わる踊り「番場節」を全員で踊った。今夏にホームタウンとなった松本山雅FCが協力し、子供向けの競技も行われた。
 長短のひもをランダムに引いてつなげ、制限時間内に長さの合計を競う競技に高校生中心のメンバーで挑み、第2レースで3位入賞した「西麻績」チームの藤原昊斗さん(18)=根尾=は「高校3年生なので来年は進学で村を離れると思う。小さな頃から親しんできた村民運動会に参加できて楽しかった」と笑顔を見せた。