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5年ぶり 松本でそば祭り開幕

そばを味わう来場者

 第17回信州・松本そば祭り(実行委員会主催)が7日、松本市の松本城公園を主会場に3日間の日程で始まった。台風や新型コロナウイルス感染拡大の影響で平成30(2018)年以来5年ぶりの開催となった。初日は約3万2000人が来場し、地域色豊かなそばの食べ歩きを楽しんだほか、そば打ち愛好家が段位認定会に挑んだ。

 県内外のそば処の逸品が味わえるメインイベント「全国そば祭り」には、そば打ち愛好家団体などの7ブースが並んだ。各ブースには午前から長い行列ができる人気ぶりだった。家族5人で訪れた塩尻市の丘中学校3年の塚原陽斗君(14)は「もちもちしていておいしかった。お城で食べるそばは最高」と笑顔を見せていた。
 県内の特産品やグルメ、そば道具などを販売する信州地場産市も買い物を楽しむ人でにぎわった。同市島立の信州そば道場で行われた全麺協そば道3段位認定会には約30人が出場し、日ごろの鍛錬の成果を披露した。
 実行委員長の新保裕介市民タイムス社長は「多くの方の協力で再開することができた。そば文化の交流を促進し、訪れた人に楽しんでもらえる祭りにしたい」と話していた。
 全国そば祭りや信州地場産市などは8日と9日、午前10時から午後4時まで。問い合わせは実行委本部事務局(電話0263・33・8002)へ。

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