交通事故ゼロ「ワンソウル」で 田中隼磨さんが一日署長で呼び掛け

秋の全国交通安全運動が始まった21日、松本警察署は松本山雅FCのエグゼクティブアドバイザー・田中隼磨さん(41)を一日署長に任命し、松本市島立の県合同庁舎前の道路で啓発活動を行った。田中さんは歩道からドライバーに安全運転を呼び掛け「ワンソウルで交通事故ゼロの松本を目指す」と誓った。
松本署管内では今年、20日現在で前年同期と比べて人身交通事故が109件増の567件、死者が2人増の6人、負傷者が132人増の657人と事故件数と死傷者数ともに急増している。啓発活動には県や市、松本署など11機関・団体の計約150人が参加し、田中さんと共にのぼり旗を掲げ、安全運転や飲酒運転撲滅を訴えた。
30日まで関係機関・団体が連携し啓発活動を強化する。田中さんは「交通ルールを守り、交通マナーの向上心を心掛け、今後もまず自分が安全運転の模範となっていく」と力を込めた。