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山雅サポーターら救命法学ぶ 松本広域消防局が「救急の日」イベント

救急救命士に胸骨圧迫を教えてもらう子供たち

 サッカーJ3・松本山雅FCのホーム戦に合わせ、松本広域消防局は9日、松本市のサンプロアルウィンで9月9日の「救急の日」にちなんだイベントを開いた。救急車の展示や心肺蘇生法の体験コーナーなどを設け、来場者らに救命の大切さを呼び掛けた。

 体験コーナーでは、救急救命士が人形を使って胸骨圧迫とAED(自動体外式除細動器)の心肺蘇生法を実演。圧迫は1分間に100~120回で「県歌『信濃の国』のリズムを目安に」などと分かりやすく説明した。救急車の見学もあり、家族で訪れた年長園児の浜和善ちゃん(6)は「運転席にも乗れて楽しかった」と喜んでいた。
 元日本代表で松本山雅の選手だった松田直樹さん(享年34)の8月の13回忌に合わせ、同局が初めて企画。警防課の板垣嘉幸係長は「救命処置の体験を忘れることなく、いざという時は自信を持って実行してほしい」と願った。