山雅、天皇杯2回戦進出 FC大阪に2―1で勝利

天皇杯第105回全日本サッカー選手権大会(日本サッカー協会など主催)1回戦の25日、松本山雅FCはサンプロアルウィン(松本市)でFC大阪(大阪府代表)と戦い、延長の末に2―1で押し切った。3560人が訪れた中、前回出場の3年前に続いて初戦を突破した。2回戦はJ1清水の胸を借りる。
松本山雅は前半25分に先行。右から持ち込んだ村越が左足で射抜いた。だが後半26分に右CKの2次攻撃で振り出しに戻されて延長に突入。風上に立った延長前半7分、菊井が左CKから直接ネットを揺らして勝ち越し、そのまま逃げ切った。
主力をそろえた相手に対し、リーグ戦の出場機会が少ない顔ぶれで臨んでJ1への挑戦権を勝ち取った。反骨心がプレーに色濃く表れ、チームの狙いを一丸で遂行。早川知伸監督は「本戦行きを決めたメンバーを中心に構成したが、躍動して思った通りのプレーをしてくれた。それが一番大きく、今後につながる」と称賛した。
2回戦は6月11日にある。松本山雅はIAIスタジアム日本平(静岡市)が会場で、午後7時キックオフ。