松本がけん玉一色に 日本最大級の催し 妙技披露や交流

日本最大級の誰でも参加できるけん玉イベント「TOKYO KENDAMA DAY」(東京けん玉デー)が25日、松本市深志3のまつもと市民芸術館で開かれた。松本地域では過去最大規模となるけん玉イベントで、初心者から上級者まで各地の約300人が参加。有名プレーヤーのパフォーマンスやチームマッチで盛り上がった。
長野と全日本のチームマッチには、元女子世界チャンピオンやフリースタイル世界選手権の優勝者が参戦。玉に刺したけんを空中で1回転させて再び玉に戻す「はねけん」を1分間に何回できるかの競い合いでは、会場から熱い声援が飛んだ。
長野チームの一員として参加し、けん玉とダンスを融合させたパフォーマンスも披露した1―TARO(イチタロウ、本名・竹内一太郎)さん(15)=木曽青峰高校1年生、塩尻市広丘郷原=は「楽しかった。人の技を見るのは勉強になる」と息を弾ませていた。
会場のあちこちで、初めて会った人同士でけん玉を楽しむ姿が見られた。次女・凛乃ちゃん(3)を連れて訪れた松本市職員・山﨑浩幸さん(43)は「これだけのイベントを松本でやるのはすごいこと」と喜んでいた。
東京近郊の有志が例年都内で開いているイベントだが、けん玉普及に取り組む一般社団法人・グローバルけん玉ネットワーク(グロケン)が松本市にある縁で市内初開催となった。グロケン代表理事の窪田保さん(43)は「保育園でもけん玉をやるなど中信は盛んな地域。これからも盛り上げていきたい」と話していた。