「縄文」に触れ環境考える 塩尻・平出遺跡でJCサミット

環境や地域の持続可能性について考える信州・縄文サステナブルサミットが9日、塩尻市宗賀の平出遺跡公園で開かれた。プレゼンテーション大会では故郷が元気になるアイデアを小学生が発表した。体験ブースでは来場者が楽しみながら縄文時代の文化に触れた。
プレゼン大会で松本市の鎌田小学校6年・飯島晴琉君(11)は国宝松本城における外国人観光客の受け入れ体制について調べて発表した。待ち時間や客が減る冬季が課題とし「松本城が外国人にとって魅力的であり続ける工夫が必要」と述べ、ベストプレゼンター賞を受けた。省エネで光熱費も削減できるスマート街路灯の導入を提案した児童もいた。
会場では縄文土器に触れたり黒曜石でスポンジを切ったりするブースが人気だった。弓矢に挑戦した桔梗小学校4年の長谷川敬矢君(10)は「(つるを)いっぱい引っ張るとちゃんと飛んだ」と喜んだ。鹿革用品の販売もあった。
日本青年会議所(JC)北陸信越地区長野ブロック協議会(北原友会長)が主催した。