走って歩いて松本の酒探訪 ロゲイニングに70人

松本市内の酒にまつわるチェックポイントなどを自分の足で回って順位を競う大会「松本SAKEロゲイニング」が9日、市内で開かれた。県内外から約70人が出場し、松本の酒の魅力に触れながら汗を流した。
ロゲイニングは制限時間内にチェックポイントを回って獲得した点の多さを競うスポーツだ。今回は松本城周辺から郊外にかけて、五つの酒蔵、ビール醸造所、酒類販売店といったチェックポイントが設定された。松本城近くの善哉酒造(松本市大手5)には立ち寄る人も多く、訪れた参加者は蔵の前にある銘水「女鳥羽の泉」で水をくむと、「冷たくておいしい」などと喜びながら、のどを潤していた。
主催した松本オリエンテーリングクラブは昨年から、松本の魅力を知ることをテーマに大会を開いている。クラブの松島義一さんは「地元の方にも今まで知らなかった場所を知るきっかけを提供できれば」と話している。