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ご当地「安曇野ナンバー」に図柄案125作品 候補に3点選出

安曇野ナンバーの推進協議会

 安曇野と池田、松川、生坂の4市町村が導入を目指す自動車のご当地ナンバー「安曇野」の推進協議会は10日、豊科交流学習センターきぼうで会議を開き、ナンバーの図柄案として募集のあった125作品の中から3作品を選び出した。それぞれの作者らと相談しながら補作、修正を加えた上で9月中旬に公表する。図柄案を一つに決めるため、9月中旬~10月中旬に4市町村の住民を対象とした意向調査を実施する。

 会議には4市町村の首長、観光・商工団体の関係者ら12人が出席し、125作品が並べられた。道祖神やワサビ、北アルプスを映し出す水鏡、犀龍小太郎伝説、てるてる坊主など安曇野らしい題材のデザインが目立った。各委員が気に入った作品に付箋を貼る方式で3作品に絞った。
 推進協議会の会長を務める安曇野市の太田寛市長は「それぞれ持っている安曇野のイメージ全体を考えた構成で絵にしていただいている」と手応えを感じていた。
 推進協議会は11月に開催する次回会議で、意向調査の結果を踏まえて図柄案を決め、年内に国土交通省に提出する。国交省はご当地ナンバー導入の申し込みのあった安曇野を含む6地域について、今年の夏に名称を、来年中にはナンバーの図柄案を決定し、導入が正式決定されれば令和7年5月ころに交付を開始する計画を示している。