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クラフトフェアまつもと 逸品充実 あがたの森で25日まで

会場に並ぶガラスの作品を笑顔で見る来場者

 全国から259組の作家や作り手が参加した野外工芸展・クラフトフェアまつもと(NPO法人松本クラフト推進協会主催)が24日、松本市のあがたの森公園で開幕した。月間イベント「工芸の五月」の中心的な催しで41回目。木工、ガラス、布、陶磁など多彩で創意あふれる作品が会場を埋めた。来場者は気に入った品物を買い求め、作り手との会話を楽しんだ。25日まで。

 初日は時折雨が降るあいにくの天候ながら、午前中から多くの人たちが訪れた。目当ての作家のブースを訪れたり、会場の雰囲気を楽しみに来たりして思い思いに過ごした。会社員・酒井勝悟さん(36)=伊那市=は家族5人で来場し「目当ては銅のジョッキグラス。ゆっくりと休日を過ごしたい」と笑顔を見せた。
 会場に並ぶテントでは、それぞれ工夫を凝らして展示が行われた。出展者の一人、帽子作家・倉田幸子さん(40)=名古屋市=は「来場者が作品を丁寧に見てくれる。帽子好きの人が多い気がする」と話した。
 以前クラフトフェアまつもとに参加し、昨年11月に亡くなった木工作家・柏木圭さんを追悼するブースも設けられた。
 25日は午前10時~午後4時。