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陸上競技場の解体進む 新施設は今年中に着工予定

解体工事が進む松本平広域公園陸上競技場

 松本市の県松本平広域公園陸上競技場の解体工事が進んでいる。令和10(2028)年開催の国民スポーツ大会と全国障害者スポーツ大会に向けた建て替え事業で、解体は11月にほぼ終了する。年内には新陸上競技場の建設工事に着手する計画となっている。

 昭和53(1978)年のやまびこ国体に合わせて建設された施設で老朽化が進み、バックスタンドの解体、メインスタンドのアスベスト除去などを今春までに終えた。競技用の器具を保管する仮設倉庫も建設した。現在は、鉄筋コンクリート造りのメインスタンドが重機を使って解体されている。
 新陸上競技場は、観客席約1万5000席を備え、そのうちメインスタンドに約7000席を計画する。解体工事を含む、総事業費は約130億円を見込む。令和7年度末の完成を目指す。
 県建設部施設課は「解体工事は予定通り進んでいる。新しい競技場の建設に今年中に着手の予定」としている。