アブラムシかわいいぞ 烏川渓谷緑地で観察会

安曇野市の県烏川渓谷緑地は25日、緑地の水辺エリアでアブラムシの観察会を開いた。子供から大人まで約20人が参加し、同エリアにいるアブラムシを顕微鏡で観察して生態について学んだ。
アブラムシの図鑑を執筆し、烏川渓谷緑地で新種を発見したこともある千葉県の研究者・松本嘉幸さんを講師に招いた。水辺エリアを散策すると、モミジイチゴやゴマナなどの葉にアブラムシを見つけた。顕微鏡でのぞくと、参加者からは「かわいい」「大きいと結構怖い」といった声が聞かれた。
管理事務所では、松本さんがモニターに写真や動画を映しながら、すみかに開いた穴を体液を出してふさぐ代わりに死んでしまう種類がいることなどを解説した。三郷小学校6年生の東本翔太君(11)は「生態を知ることができて良かった」と喜んでいた。