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塩尻市広丘郷原の変則6差路 信号を新設、改良進む

信号機が稼働した「総合体育館北」交差点

 塩尻市広丘郷原にある、大小複数の市道が交わる変則6差路の交差点の信号新設工事が終わり、16日に供用開始した。通学路の安全確保などを目的にした交差点改良事業の一環で、新たに「総合体育館北」の交差点名が付けられた。

 交差点は松本歯科大学北東、市総合体育館ユメックスアリーナ北にあり、南北に走る市道桔梗ケ原郷原線、東西に走る市道南熊井郷原線などが交わる。改良事業は、交差点の4カ所に信号機、右折レーン、横断歩道を設置する内容で、平成28(2016)年度から本年度にかけて約3億円をかけて進めてきた。5月の連休明けからは南側を通行止めにして工事をしていた。信号機は全て取り付けが終わり、右折レーンと横断歩道も、今後拡幅工事を予定する北側を除き設置された。
 交差点では過去に自動車の接触事故などもあり、地元や市議会から改良の要望が上がっていた。市建設課の武居寿明課長は「安全な交差点に近づけることができた。残っている工事を全力で進めていく」と話した。
 北側の拡幅工事や右折レーン設置などは、本年度中の完了を予定する。北東から交差する細い市道については今後、主要市道との合流位置を変更する工事を行う。