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紙粘土お弁当おいしそう! 塩尻の造形教室に子供30人

紙粘土を使ってお弁当を作る子供たち

 塩尻市の市民交流センター・えんぱーくで28日、紙粘土を使ってオリジナルの弁当を作るワークショップが開かれた。同センターが年3回開く「こども絵画造形教室・エカキッズ」の本年度初回で、幼児から小学生まで計約30人が、好きな弁当を表現した。

 紙粘土約200グラムを使い、おにぎりやおかずを成形して必要に応じてポスターカラーで彩色した。エビフライや卵焼きが弁当箱に次々と詰められていた。家族と参加し、絵本を参考に取り組んだ塩尻西小学校2年生の上原心春さん(8)は「形を作るのが楽しかった。上手にできた」を笑顔を見せた。
 自分で考えて形に表現する美術の楽しさを味わってもらう狙いがある。身近な題材の弁当をテーマに2月に同じ内容の教室を開いたところ盛況で、今回も200人の申し込みがあり、抽選の上、午前・午後の2回に分けて実施した。
 信州大学の学生有志も運営を支援した。教室の講師の一人、塩尻美術会長の小松正弘さん(68)は「体験することが大事だ。できる喜びを感じてもらえれば」と話した。