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消防団活動インスタで発信 塩尻市消防団塩尻分団第1部

新設したアカウントをPRする上野部長

 塩尻市塩尻東地区の町区を拠点とする市消防団塩尻分団第1部(上野陽士郎部長)はこのほど、写真共有アプリ・インスタグラムのアカウントを開設した。若い世代への情報発信を強化し、団員獲得につなげようと、30代団員のアイデアで企画した。市消防団の分団、部単位でのアカウント開設は珍しい。

 アカウントでは、ポンプ操法や各種機材の操作訓練の様子を、写真・動画と文章で伝えている。4月の定例会で上野部長が団員確保のアイデアを募ったところ、小菅陽光班長(34)が提案した。以後小菅さんが写真、文章を手掛け、これまでに5件を投稿した。小菅さんは「全国各地の消防団のインスタを参考に、見やすい写真、分かりやすい文章を心掛けている」と話す。今後はそれぞれの団員が投稿していけるようにしたいという。
 第1部は20~40代の約20人が所属している。上野部長によると地元事業所に勤める人が多い一方、地元在住者は少ないなどの課題がある。上野部長は「和気あいあいと楽しい部分も含め、実際の団活動の様子を伝え、若い人に興味を持ってもらいたい」と話している。
 アカウントは、インスタグラムで「塩尻市消防団塩尻分団第1部」と入力して検索すると見られる。