教育・子育て

松本市学校給食センター 梓川小隣に 再整備第1弾

新たな学校給食センターの建設候補地

 施設の老朽化が進む松本市学校給食センターの再整備事業で、松本市は25日、新たに建設する中規模2センターのうち1センターの候補地を、梓川小学校(梓川梓)の西隣とする計画を示した。波田、梓川の学校給食センターを廃止することから、波田・梓川地区でのセンター選定を最優先に進めた。令和8年度に着工し、翌年度2学期からの稼働を目指す。

 同日の市議会経済文教委員協議会に示し、了承された。候補地は、梓川小敷地にある梓川学校給食センターの西側の土地で、面積は9438平方メートル。現在は教職員駐車場と水田となっている。
 うち民有地が6709平方メートルで、所有者2人には土地売却の内諾を得ているという。学校給食センターは建築基準法上の用途が「工場」となることから、当初は市街化区域の工業団地内などでの建設を検討したが、必要な面積を確保できなかった。来年度末までに農地転用の手続きをした上で建設に着手する。
 新設するもう一つの学校給食センターの候補地も選定を進めていて、令和12年度の稼働を目指す。東部学校給食センターは令和13年度までに大規模改修を終える。最終的に、新設する中規模センター2施設と東部学校給食センターの計3施設に集約し、西部学校給食センターは廃止する。
 市学校給食課の三代澤昌秀課長は「新センターの施設規模・処理能力などの詳細を検討し、来年度には基本設計・実施設計に着手したい」と話している。