児童総会やっと対面 松本・筑摩小で4年ぶり 議案書はタブレットで

松本市の筑摩小学校で28日、本年度の第1回児童総会が開かれた。新型コロナウイルス禍の影響で校内放送やオンラインによる開催が続いたが、4年ぶりに4~6年生172人が体育館に集まり対面で行った。
児童会長・郷原颯人君(11)は本年度スローガン「一人ひとりが主役で何事にも一生けん命な筑摩小」を発表し、「一人一人が自信を持っていろんなことに努力してほしい」との願いが込められていると説明した。その上で「一人一人が主役になれる筑摩小を一緒につくっていきましょう」と呼び掛け、意見箱を設置して困りごとや要望を受け付けることも紹介した。
各委員会活動計画は、代表、環境、図書など8委員会の委員長が発表した。ほかの児童たちは一人1台持参したタブレットで議案書を見ながら、希望者が「昼休みに音楽を流してほしい」などといった質問や意見を出した。
6年生にとって、対面の取り仕切りは初めてだった。協力して会場設営や運営に取り組み、堂々とした議事進行で「よい学校づくり」のための活動計画などが承認された。総会終了後、郷原君は「緊張したけれど皆のおかげで活動計画が決定して児童会が動き始める。全校で頑張りたい」と力を込めていた。