政治・経済

東筑・北安3町村の村長・議員選 あす投開票

 任期満了に伴う朝日村長選挙、池田町議会議員選挙(定数11)、議員辞職に伴う生坂村議会議員補欠選挙(欠員2)は、23日に投票が行われ、即日開票される。現職と新人の一騎打ちとなっている朝日村長選は、新人の塩原智惠美氏(68)=西洗馬=と、1期目の現職・小林弘幸氏(70)=同=が競り合う展開だ。両氏は最終盤の遊説に力を込め、支持拡大や政策の浸透に努めている。池田町議選、生坂村議補選は、いずれも少数激戦となっている。

 朝日村長選は平成以降、23(2011)年の無投票を除き選挙戦となっており、今回は女性初の立候補者の塩原氏と、再選を目指す小林氏が争う構図だ。
 塩原氏は「村の将来にとり今後の4年間がとても重要」とし、人口減に危機感を持って空き家対策や移住促進、産業振興を進めることを訴えてきた。ミニ対話集会や街頭演説を重ね、20日夜の個人演説会では約80人を前に「村の武器を生かし心豊かに暮らせる村を実現する」と誓った。23日は三ケ組公会所で開票結果を待つ。
 小林氏は「4年間の評価をいただく選挙」とし、子育てや福祉のさらなる充実、重要課題の一つの医療体制維持を実現する政策などを打ち出す。「4年でまいた種を確実に開花させ実を取りたい」と力を込める。遊説では住宅地や農地をくまなく回り、村民との触れ合いに重点を置く。23日は中組生活改善センターで開票結果を待つ。
 池田町議選(定数11)は、13人が立候補した12年ぶりの選挙戦。現職、新人問わず各陣営は「今回は票が読めない」と口にする。過去の選挙に関わってきた人は「12年前とは状況が変わっている」と危機感を持つ。2期連続無投票だったため、選挙経験がない現職も「向き合う姿勢の真剣さを問われている。こういう機会があってよかった」と意欲を燃やす。
 生坂村議補選は、元職1人、新人4人の計5人が舌戦を繰り広げている。