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観光ポスター・パンフ一新 春夏秋冬 安曇野の魅力 市がPR

新たなポスターとパンフレット

 安曇野市は21日、観光PRポスターと観光総合パンフレットを一新したと発表した。写真をふんだんに掲載することで、安曇野の豊かな自然や四季折々の風景、屋外で楽しめるアクティビティー、農産物などを視覚的に伝わるよう意識した。アフターコロナの観光需要に乗り遅れないよう、観光PRで活用する。

 ポスターはB1サイズで、通年と四季ごとの計5種類ある。通年用には山頂付近にうっすらと雪が残る常念岳を青空や里山の緑とともに収めた写真を大きく配した。春用には桜とわさび畑、秋用には紅葉が美しい旧国鉄篠ノ井線廃線敷の三五山トンネルなど季節感が伝わる写真を用いた。各1000枚を作成して活用している。
 観光総合パンフレットはA4サイズの16ページで、10万部作った。写真を多くすることで文字情報が少ないが、詳細な説明が見られる市観光協会などのホームページが開けるQRコードを各ページに載せてある。毎年開催しているインスタグラムフォトコンテストの入賞作品も活用している。
 リニューアルはPRポスターが7年ぶり、総合パンフレットは5年ぶりとなる。太田寛市長は市役所で開いた定例記者会見でアウトドアや歴史文化などテーマ別のパンフレット作成の準備も進めているとし、「観光需要は回復に向かっている。市のイメージアップとともに、さまざまな媒体を使いニーズにあった誘客を図っていきたい」と述べた。