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黄砂観測 かすむ松本平

黄砂でかすみがかかった松本平(13日午前11時半ころ、城山公園から)

 長野地方気象台は13日、県内の広い範囲で黄砂が観測されたと発表した。屋外では洗濯物や車に黄砂が付着するなどの影響が予想されるとして気象情報を出し、注意を呼び掛けた。県内の黄砂の観測は令和3年5月8日以来約2年ぶりとなった。
 松本地方では日中、北アルプスなど周りの景色が黄色くかすみがかったように見えた。気象庁によると、松本市では正午、肉眼で物体がはっきりと確認できる最大距離(視程)は16㌔だった。同市蟻ケ崎の城山公園展望台では午前中、遠くの景色が見えづらかったが、午後に入って次第に見通せるようになった。