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旧筑北小にスケボー拠点 筑北村 松本の種山さんが開設 15、16日記念イベント

拠点となる体育館の器具庫を改装して和風に仕上げたスケボー専門店前に立つ種山さん

 筑北村坂北の旧筑北小学校にスケートボードの活動拠点が誕生する。松本市高宮南でスケボー用品店「アンダーレイテッド」を営む種山貴紘さん(32)が仲間と共に開設し、15、16の両日にオープン記念イベントを開く。スケボー歴が20年近く本場・米国の留学経験もある種山さんは、愛好家にとって理想の環境を目指して準備を進めている。

 体育館半面に屋内練習場を、器具庫に専門店をそれぞれ設ける。屋外練習場はプール跡で、石材を組んで「マニュアル」や「バンク」などの技の練習ができるようにする。
 整備にはスケボー仲間も加勢した。和風な店舗の内装はリフォーム業・ユイプラス(同市高宮南)を営む林洋介さんが、プールに置く御影石は石材商社・キノシタ(安曇野市豊科高家)を営む宮下征明さんが、それぞれ無償で提供・協力した。
 種山さんは、村から校舎を譲渡された北アルプスの風(安曇野市)が提唱する多業種複合施設構想「ちくほくユニバーサルカレッジ」に参加。「多世代のスケボー仲間と一緒に作る〝秘密基地〟のような、アットホームな拠点にしたい」と願う。
 イベント(入場料1000~2000円)は両日とも午前11時から。15日は米国のプロ選手とも交流する。
 旧筑北小は、JR坂北駅から徒歩約5分。