松本の荒井結人君と樹人君の兄弟 幸せ表現の絵入賞で仮想空間に展示

世界各国の若者から「幸せ」を表現した作品を集めた「World Well―being―museum(世界しあわせミュージアム)」がこのほど、メタバース(インターネット上の仮想空間)にオープンした。松本市県2の荒井結人君(12)=清水中学校1年生=と、樹人君(9)=清水小学校4年生=兄弟の絵が同時入賞し、展示されている。
結人君は3年前の10月17日から日記の「恐竜ノート」をつけていて、1日も欠かさず恐竜の絵と特徴を書き記している。60㌻の大学ノートが16冊目に突入していて、応募作品にも画面いっぱいにカラフルで多種多様な恐竜や海竜などを描いて、「みんな違ってみんないい賞」を受けた。
樹人君は昨夏に市内の四賀小学校近くの川で見つけた、子持ちのサワガニを描いた。川や石は水彩で、親ガニとたくさんの子ガニは和紙のちぎり絵で描いた。父親の英治郎さん(41)と結人君と3人でよく川に生き物探しに行くといい、子持ちのサワガニを捕まえた時の驚きと感動を素直に表現し、「生命のつながり賞」を受けた。
樹人君は「子ガニを一匹一匹丁寧に描けてよかった」と話し、結人君は「入賞は信じられなかった。好きなことで賞を取れて自信になる」と喜んでいる。
ミュージアムは国際交流プログラムの開発企業・WTOC(ウトック、東京都)と、一般社団法人あそび庁(東京都)が企画し、国際幸福デー(3月20日)に合わせてオープンした。メタバース空間は、あそび庁のホームページから無料で入れる。