豊科中央児童館で 豊高JRCが「学校」

安曇野市社会福祉協議会が運営する豊科中央児童館(豊科)でこのほど、豊科高校のJRC福祉部の生徒が、春休み中の小学生に勉強を教えた。2年生の部員3人が来館し、宿題帳に取り組む子供たちを優しくサポートした。
「豊高JRC特別学校」と銘打ち、自由来館の2~6年生9人が図書館に集まって宿題に取り掛かった。部員たちは進み具合を見て回り、答えが分からない子にはヒントをあげたり、解けたら褒めたりしてやる気を引き出していた。中谷菜々美部長は「ただ答えを教えるのではなく、子供たちが自分で考えられるように意識している」と話していた。
豊科高校は豊科中央児童館と近く、JRC福祉部が児童館祭りを手伝うなどしていたが、新型コロナウイルス禍で交流が途絶えていた。高校生が勉強を教えるのは初の試みで、同館は「今後はイベント企画にも携わってもらえれば」と話している。
「豊高JRC特別学校」は27、31日にも開催する。各日午前9時半~11時半。