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「川柳総選挙」投票待ってます 今月末まで、山形村社協

村内外から寄せられた川柳作品と投票を呼び掛ける社協職員(村保健福祉センターいちいの里)

 山形村社会福祉協議会が募集した川柳で気に入った句を選ぶ投票が28日まで、村内の公共施設や商店、小学校など15カ所と村社協のホームページ(HP)上で行われている。「祭」をテーマに一般・小学生以下の2部門で募り、昨年度より多い計81句が寄せられた。人との交流が少なくなった新型コロナウイルス禍の中、一人一人の思いをのせた川柳を楽しんでみんなでつながろうとの企画だ。

 一般の部に76句、小学生以下の部に5句の応募があった。「懐かしき祭りのアメと両親と」「ひなまつり飾る手に触れ嬉しさよ」などと祭り・行事の思い出や出来事を詠んだ句や、コロナ禍の世相を反映する句が集まった。「今年こそじゃんずら踊ろ村あげて」「今年こそ花火が見たいな夏祭り」と地域の祭り・集いの再開を願う句も多くある。それぞれペンネームで応募され、句の内容と一緒にペンネームのこだわりに触れる面白さもある。
 小学生以下の部は「うんどうかいころびまくってけがしすぎ」「火がこわくなかなか焼けぬ繭玉よ」などと子供の一生懸命な姿や素直な気持ちが伝わってくる作品ばかりだ。投票場所に投票用紙と投票箱があり、各部門で気に入った句を選び投票できる。山形小、社会福祉協議会、保健福祉センターいちいの里には句の一覧表も掲示してある。
 各部門で得票数の多い2句を優秀賞に選び、3月3日に社協HP上で結果を発表する。3月中旬に表彰式も予定する。企画の担当者は「思いを感じる句からユーモアたっぷりの句まで多彩な作品がある。家族や友達とも楽しみながら投票してほしい」と願っている。