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沖縄の児童信州楽しむ 「第三の居場所」利用の20人 松本城見学やスキー体験

松本空港で開かれた歓迎セレモニー

 子供が家庭や学校以外で過ごす「子ども第三の居場所」を利用する沖縄県うるま市の小学生20人が23日、松本市を訪問した。25日まで2泊3日の日程で、スキー体験や長野市の善光寺などを巡る。初日は空路で那覇から福岡を経由して県営松本空港に到着し、国宝松本城を見学した。

 松本空港では、長野県内で「第三の居場所」を利用する小中学生による歓迎セレモニーがあった。お互いに自己紹介をした後、長野県内の子供たちが松ぼっくりで作った飾り物やメッセージカードを渡し、記念写真を撮った。
 うるま市の小学5年生・福地寿輝君(11)は「沖縄には雪がないので、スキーが楽しみ。たくさんの思い出をつくって帰りたい」と話していた。24日は北安曇郡小谷村の栂池高原スキー場で、スノーボード元日本代表の成田童夢さんらと交流する。善光寺の宿坊に宿泊し、25日に帰途に就く。
 「第三の居場所」は、日本財団や県が支援している活動で、交流事業は旅行や体験の機会が少ない子供たちに交流機会を提供することを目的に開催した。県みらい基金、第三の居場所の運営法人が事業を主管した。