JRシェアオフィスに 安曇野・明科の龍門渕てらす

安曇野市明科中川手のシェアスペース・龍門渕てらす(運営・合同会社うずまき)が3月から、JR東日本のシェアオフィス事業「STATION WORK」に参加する。中信地域では初めてで、ウェブサイトから簡単にシェアオフィスの利用予約ができるようになる。現在「STATION WORK」には首都圏を中心に30万人の会員がおり、民間連携で地域活性化につなげていきたい考えだ。
「STATION WORK」は令和元年に始まり、現在は全国に約680カ所の拠点がある。電話ボックスのような個室型、個室席や半個室席からなる共用型、ホテルなどの提携店を利用するホテルシェアオフィスの3種類があり、龍門渕てらすは県内10カ所目の提携店となる。
県内の提携店はこれまで北佐久郡軽井沢町に集中していたが、昨秋にJR東日本の組織再編があり、「STATION WORK」もより地域に根ざして展開していくことになった。長野支社で新設された松本営業所統括センターの寺澤勇武さんは「北アルプスの雄大な景色を楽しみながら仕事ができる。明科駅から近く、ランチも食べられる」と龍門渕てらすを評価する。
龍門渕てらすとしても、同所や明科地域を全国に発信する好機と捉える。うずまきの横内健人代表は「人の流れの拠点となる構想でてらすを始め、認知度を高めている最中。アウトドア・アクティビティの拠点でもある明科を面で捉えてもらえれば」と期待する。
「STATION WORK」を通した利用は、AMプラン(午前9時~午後1時、1100円)とPMプラン(午後1時~午後5時、同)、1dayプラン(午前9時~5時、2200円)がある。予約は前日の28日午後6時から受け付ける。