全国短歌フォーラムin塩尻 6月13日まで投稿歌募集 題詠テーマは「音」 著名歌人3人が選者

塩尻市は、短歌愛好者の全国大会「第39回全国短歌フォーラムin塩尻」(実行委員会など主催)の投稿歌を募集している。著名な歌人が作品に目を通す貴重な機会で、若い世代を含む大勢の参加を呼び掛けている。
募集作品は「題詠」と「自由題」があり、題詠のお題は「音」。音楽を含め日常にあふれる音を想定し、音の文字を入れなくても雰囲気を表現できれば良い。投稿上限は各1首の計2首で、投稿は投稿用紙またはインターネットで6月13日まで受け付ける。投稿料は1000円(高校生以下500円)、作品集を購入する場合は1冊1000円。
選者はおなじみの歌人の佐佐木幸綱さん、永田和宏さん、小島ゆかりさん。最優秀、優秀など各賞があり、今秋に結果が公表される。
昨年度の投稿数は808人の1570首(自由題788首、題詠782首)で、前年度に比べ80首減った。年代別では70代が最も多く投稿者の3割5分(286人)を占めた。フォーラムへの投稿数が年々減る一方、若者が自作の短歌をインターネットのSNSで披露する現象もある。
事務局の市社会教育スポーツ課の城戸葵香さんは「短いからこそ受け手の想像力に委ねられ鑑賞の幅が広い。幅広い世代に投稿いただき、盛り上がっていけば」とする。