「ただいま」再会に笑顔 年末帰省ラッシュ始まる

年末年始を信州で過ごす人たちの帰省ラッシュが28日、本格的に始まった。中信地域でも鉄道や空の便が混雑し、松本駅や県営松本空港では家族や友人と再会を喜ぶ人たちの笑顔が広がった。今回の年末年始は1月5日まで最大9連休が可能で、旅行で訪れる人たちの姿も目立った。
松本駅は、新宿からの特急あずさや名古屋からの特急しなのが到着するたびに、大きな荷物を抱えた家族連れらが行き交った。
あずさで帰省した会社員・平林和真さん(38)は改札口で父の政彦さん(70)の出迎えを受けた。平林さんは「久しぶりに父親の顔を見てうれしくなる。親戚や友達に会い、お墓参りもしたい」と話していた。
JR東日本長野支社によると、中央東線の特急の年末年始期間(27日~1月5日)の予約率は前年比24%増になる。下りの帰省ラッシュは30日に、上りのUターンラッシュは1月3日にそれぞれピークを迎える。
県営松本空港を発着するフジドリームエアラインズ(FDA)の定期便の年末年始期間の予約率は88・4%で、日別の予約率は28日の96・7%が最も高い。