霧しな そばでグランプリ ジャパン・フード・セレクション 開田在来種の最上級乾麺

木曽町開田高原のそば製造販売・霧しなが手掛ける乾麺「開田高原産プレミアム蕎麦更科[白]」が、食品や食材の評価制度「ジャパン・フード・セレクション」で最高位の「グランプリ」に輝いた。開田の在来種・開田早生を使った同社の最上級品となる。25日に町役場で木曽町と共同の報告会を開き、受賞を機にソバの産地・開田高原や開田早生をさらに発信していきたい考えを述べた。
商品は風味を損なわないよう石臼でひき、御嶽山の軟水で練った食塩不使用の細麺。香りの高さや喉ごしの良さ、地元の貴重なソバを使った優位性などが評価された。
制度は日本フードアナリスト協会が運営する。食の専門家による3回の審査などを経て評価され、100点満点中90点以上となった品に「グランプリ」が贈られる。
開田早生は10年以上前から、地域の農家が同品種に絞って生産するなどの取り組みをしている。報告会で一瀬光哉社長は、ソバを守ってきた「地域の皆さんの熱意がなければこの商品もなかった」と感謝し「今後も地域を生かした商品作りや食文化の継承を続けたい」と話した。
町の特産品を対象にした「木曽町ブランド」にも認証され、報告会に合わせて原久仁男町長から盾などが手渡された。
商品は同社のオンラインショップなどで扱っている。