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豊科の犀川白鳥湖 立ち入り規制用のロープ切断相次ぐ

犀川白鳥湖の切られたロープ

 白鳥の飛来地で知られる安曇野市豊科田沢の犀川白鳥湖で、川沿いに張られたロープが切られる被害が相次いでいる。11月20日ころから今月28日までに少なくとも7カ所、刃物などで切られたとみられる箇所が見つかっている。管理する市は28日に安曇野警察署に相談し、現地に警告文を張り出すなどの対応を検討している。

 ロープは、訪れた人が犀川に入らないようにするため、飛来期間に合わせて張られている。白鳥の観察や保護活動に取り組む「アルプス白鳥の会」が設置した観察館の南側のロープが被害に遭っており、同会によると焼き切られたこともあった。被害が発覚する度に会員らが結んで直しているが、25、27、28日と被害が続いている。
 これまでは1回につき1カ所の被害だったが、28日は2カ所も切られていた。アルプス白鳥の会の会田仁代表は「何の目的でやっているのか、つまらないいたずらに怒りが湧く。もっとひどいことをされるのも困るし」と憤っていた。