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牧選手が中学生に熱く指導 中日・上田打撃コーチと 相澤病院が野球教室

中学生に指導する牧選手

 成長期の選手にスポーツ障害予防や身体ケアについて指導する「ジュニアアスリートサポートプロジェクト」(相澤病院主催)の野球教室が16日、松本市のセキスイハイム松本スタジアムで開かれた。松本第一高校出身で、プロ野球横浜DeNAベイスターズの牧秀悟選手と、松商学園高校出身で中日ドラゴンズの上田佳範・打撃コーチが、中信地区の中学生球児70人に実践的な打撃の技術を教えた。

 3月のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)で本塁打2本を放つなど日本の優勝に貢献した牧選手は、迫力満点のティー打撃を披露した。参加者の質問一つ一つに丁寧に答え、「1球で前に飛ばす意識と、相手の得意の球を打ち返す強い気持ちが大切」と呼び掛けた。上田コーチは、参加者の打撃フォームを観察し、腕の位置や脚幅などを具体的にアドバイスしていた。
 プロの第一線で活躍する2人の指導に、軟式野球・オール安曇野の塚田陽仁主将(13)=穂高東中2年=は「腰の回転を指摘してもらい、打撃の変化を感じた」と感動していた。信明中1年生の牛山幸さん(13)は「苦手だった打撃のタイミングがつかめた。これからも野球を続けていきたい」とやる気をみなぎらせていた。