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県民手帳にアルクマ効果 カバーと特典で予約昨年の6倍に

通常の県民手帳(右奥)とカバーを付けた県民手帳(左)。右の手前は特典のアルクマシール。カバーは表裏でデザインが違う

 県統計協会が発行する「長野県民手帳」の来年版(令和6年版)の予約が急増している。同協会が、県PRキャラクターの「アルクマ」をデザインした手帳カバーを初めて作り、手帳とカバーの同時予約でアルクマシールがプレゼントされる特典を付けたためだ。手帳人気とアルクマ人気の相乗効果で、予約数は昨年同時期の6倍近く、一昨年の12倍に増えている。



 長野県民手帳は昭和36(1961)年に販売が始まり、近年の年間販売数は約4万5000冊で、全国各県の県民手帳でもトップを誇る。予定が書き込めるカレンダーや、県内市町村ごとの面積、人口、学校数、事業所数、自動車保有台数などさまざまな統計情報が載っている。
 同協会は、来年がアルクマ生誕15周年となるのにちなみ「アルクマの力も借りて、より多くの人に手帳を手にとってもらおう」と手帳カバーを作った。例年は一般販売後に書店やコンビニエンスストアで購入する人が多いが、来年版は9月20日現在で224件の予約が入り、昨年同時期の40件、一昨年の18件を大きく上回っている。
 特典が付くのは今月29日受け付け分までで、同協会ホームページか、ファクス、電子メール、電話(電話026・232・1121、平日)で受け付ける。県民手帳は税込み550円、カバーは同250円で販売する。

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