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オオルリシジミ舞う里に 24日食草クララの苗配布 堀金小児童が栽培

百瀬代表から届けられたクララの苗を観察する子供たち

 安曇野市堀金烏川の岩原区で市天然記念物のチョウ・オオルリシジミの保護活動に取り組む「岩原の自然と文化を守り育てる会」は24日午前9時から、市堀金支所の南側駐車場で、幼虫の食草であるクララの苗の配布会を開く。今年は、地元の堀金小学校4年生が世話をした苗も配る。

 4年生約70人が水やりなどをした苗を含むクララ600鉢と、他のチョウの幼虫の食草となるコマツナギやカラタチなど200鉢を配る。クララは一部予約済みで、実際に配るのは300鉢ほどになる。4年生が育てた苗には、子供たちが書いたメッセージカードも添えられる。
 4年生は昨年度から、「総合的な学習の時間」でオオルリシジミについて学ぶ。今年は配布会までの約20日間、会の百瀬新治代表が育てたクララの苗約140鉢を育てることになった。このほど百瀬代表から苗が届けられ、井上茉莉さんは「オオルリシジミが喜ぶように育てたい」、北林愛彩さんは「立派にきれいに育てたい」とそれぞれ意気込んだ。
 配布会に地元の子供たちが関わるのは初めてで、百瀬代表は「クララやオオルリシジミを通して、子供たちと地域の人の交流になれば」と願っている。問い合わせは百瀬代表(電話090・3090・2578)へ。

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