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聖博物館で聖フェスティバル ボランティア企画 軍用機や船舶・鉄道の備品など展示

県営松本空港のジオラマなど松本空港関連の品も多数展示された聖博フェスティバル

 麻績村聖高原の聖博物館で7日、同館ボランティアグループによる企画展イベント「聖博フェスティバル」が開かれた。松本空港ターミナルビルが初めて協力。初公開の資料を多数用意し、メンバーのアイデアが光る多彩な展示で来館者を楽しませた。

 館内の航空資料コーナーに、メンバーが持ち寄った軍用機や船舶、鉄道の備品や模型、県営松本空港から借りた〝パタパタ〟式掲示板、空港ジオラマなどを多数展示した。敷地に主砲が展示されている旧日本海軍の戦艦・陸奥の軍艦旗(縦3.6メートル、横5.4メートル)は長年未公開の所蔵品といい、随時広げて来館者の目を引いた。
 塩尻市広丘野村の三村さおりさん(47)は息子の駿斗君(9)と訪れ「信州スカイパークによく行くけれど、空港にジオラマがあるのは初めて知った」と興味深く眺めていた。
 ボランティア企画イベントは昨年も行っており、通算で5回目となる。風間莉輝代表は「聖博物館をもっと大勢に知ってもらえるよう、引き続き展示品の整備・維持に取り組みたい」と意欲を見せた。