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布物製作請け負います 入学・入園で共働き世帯応援 安曇野市内の3事業者連携

豊富な生地を並べ、連携企画をPRする熊木さん

 安曇野市内の3事業者が共同で、入園・入学に必要な布物の製作を請け負うサービスを企画し、このほど受注を始めた。上履き入れや着替え袋、弁当箱入れなど「手作りしてあげたいけれど時間がない」という共働き世帯のニーズに連携して応える。

 洋服のオーダーメードやリメークなどを手掛けるエイトクロース(豊科)、服飾資材販売のホビーショップ小松(同)、刺しゅう制作のヘッジホッグ(穂高)が専門性を持ち合う。豊富な生地から用途と好みに合った色柄、素材を選択してもらい、指定サイズを踏まえた機能やデザインのオリジナル品に仕上げる。
 受注期間は3月20日まで。自分で作りたいという人を対象に2月23日と3月12日に教室も開く。きょうだい間の使用品に手直しや刺しゅうを加えるといった希望や相談にも応える。企画を担当するエイトクロースのデザイナー・熊木夏穂さん(28)は「愛情を少しでも形にするお手伝いができれば。頼れるプロたちが身近にいることも知ってほしい」と話している。
 製作料金は図書袋3000円から、食事用エプロン1000円からなど。教室受講費は1600円で材料代は別途。問い合わせはエイトクロース(電話090・4463・7418)へ。