3連休中日 人の波 松本城など行楽地にぎわう

3連休中日の8日、松本地方の観光地は多くの行楽客でにぎわった。連休に合わせて企画されたさまざまな催しに足を運ぶ人も多く、深まりゆく秋を満喫していた。
松本市の松本城は開門前から行列ができ、午前から天守の見学の待ち時間が1時間の状態が続いた。家族と天守に登った横浜市の堀場柊介君(9)は「お侍さんがいたところに行けてうれしい」と笑顔を見せ、弟の想悟君(7)は「忍者が大好き。ここを忍者が歩いたんだなと思った」と喜んでいた。
本丸庭園では同日、市内で活動する茶道5流派による合同茶会も開かれた。流派ごとに指導者らがお点前を披露し、参加した人は天守を前にお茶を楽しんでいた。表千家松本地区代表の倉科利行さんは「茶道の世界に触れながら、信州の秋を楽しんでもらえたらうれしい」と話していた。