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工芸作家260組が出展 クラフトフェア27、28日に

 松本市で開催中の月間イベント「工芸の五月」で、メインとなる野外工芸展「クラフトフェアまつもと」が27日と28日にあがたの森公園(県3)で開かれる。新型コロナウイルス禍前の規模にほぼ戻り、陶磁、木工、ガラス、金属などの約260組が作品を並べる。

 「手しごとの森」と銘打つ新企画で、芝生広場に各分野からえり抜きの8人の作品を展示。ものづくりにまつわる特集記事などを掲載する機関誌「掌」と連携した企画として、フェアの心を伝える。
 全体では、出展数を抑え3年ぶりに開いた昨年より50組ほど増やし、園内での飲食も可能となる。近くのイオンモール松本(中央4)では「クラフトスクエア」として作家35組が展示や実演・体験などを予定する。
 会場周辺に駐車場はなく、公共交通機関や徒歩での来場が基本となる。駐車場を利用できる県松本合同庁舎と松本駅を結ぶ無料シャトルバスの運行や、松本駅と会場付近を結ぶ区間を含む路線バスの増便、一部のパークアンドライド駐車場の無料開放もある。
 クラフトフェアの開場は午前10時(28日は9時)~午後5時。雨天決行。問い合わせは松本クラフト推進協会(電話0263・34・6557)へ。

 クラフトフェアに合わせ、商店街などでも関連イベントが開かれる。六九通り(大手2)周辺で昨年に続き工芸作品や飲食ブースが並ぶ「六九工藝祭」(27・28日午前11時~午後5時)、信毎メディアガーデン前(中央2)では4年ぶりにクラフト・飲食物の市や露店が並ぶ宵祭を楽しむ「商店と工芸」(27日午前10時~午後8時半、28日午前10時~午後4時)を予定。花時計公園(中央2)では「工芸の庭」として28日午前10時~午後4時、県内作家10人が作品を展示販売する。