和やかにみそ造り 木曽おもちゃ美術館で講習会

木曽町新開の「ふるさと体験 木曽おもちゃ美術館」で20日、春恒例のみそ造り講習会が始まった。美術館の前身の「ふるさと体験館きそふくしま」時代から続く伝統で、初日は4人が大豆26キロを使ってみそ90キロを手作りした。新型コロナウイルスの影響から久しぶりの開催となり、顔を合わせた参加者が和やかに作業にいそしんだ。
屋外で釜ゆでした後に電動の機械ですりつぶした大豆をこうじと塩、水と混ぜ合わせた。「おいしくなあれ」とおまじないを唱えながら、山の形に積み上げては崩す作業を繰り返し、材料をしっかりとなじませた。
プラスチックのたるに20キロを仕込んだ篠原幸子さん(78)=木祖村薮原=は「個人で造るのは大変だから、みんなでやるのはいいこと」とほほ笑んだ。
講習会は24~27日、4月1日~3日にも開かれる。申し込みが必要で、詳細は木曽おもちゃ美術館(?0264・27・1011)へ。