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松本市の中山霊園 墓石タイプを新たに66区画

今年新たに66区画を整備する中山霊園

 松本市は、増加している墓地需要に対応するため、市中山霊園(中山)に本年度新たに66区画を整備する。全て墓石を建てるタイプの「一般墓所」で、盆明けに着工し、募集受け付けは9月になる見通しだ。市は工事請負費として本年度当初予算に2100万円余りを計上している。

 敷地南側で2年度から2年に1度行ってきた造成事業の第3弾で、1区画の広さは4平方メートル。新たな造成はここで一区切りとし、来年度以降は墓じまいをして返還された墓地の再販売に力を入れていく。
 高齢化社会の進展で墓地需要は高まっており、市には中山と他9霊園を合わせて年間約350件の申し込みがある。このうち300件ほどが「樹木式埋蔵場所」と「個別埋蔵場所・共同埋蔵場所」を希望しており、墓石のないタイプの申し込みが増えている。市は個別埋蔵・共同埋蔵の新施設を建設中で、樹木式については全960体中残り約160体分を案内している。
 担当の環境保全課は「今回造成する新たな区画については、9月の広報に掲載し一斉募集をしていきたい」と話している。