ワカサギ釣り解禁 松本の美鈴湖で釣り人ずらり

松本市郊外の美鈴湖で5日、今季のワカサギ釣りが解禁された。桟橋には解禁を待ちわびた釣り客がずらりと並び、次々に釣果を上げていた。
師走らしい冷え込みの中、テントを構えたり、分厚い防寒着に身を包んだりしながら、湖面ににらみを利かせ、当たりを引くと手際良く釣り上げていた。5年ほど前から美鈴湖でワカサギ釣りを楽しんでいるという小柏奈緒子さん(46)=安曇野市三郷温=は「他の釣り客との交流ができるのが楽しい」と醍醐味を語った。
美鈴湖でワカサギの試験放流をしている県水産試験場(安曇野市明科)によると、今年は湖を管理するウテナ荘の放流分と合わせて2600万粒の卵を放流した。夏の猛暑と渇水で水位が例年より低下した影響で、魚の数は少ないものの大きさは例年以上という。