スポーツ

御嶽山麓を自転車で快走 木曽でグランフォンド

松原スポーツ公園を一斉に出発する参加者

 長野・岐阜県境の御嶽山の麓を自転車で巡るイベント「木曽おんたけグランフォンド」が30日、王滝村の松原スポーツ公園を発着点に開かれた。御嶽山麓をサイクリストの「聖地」にすることを目指す「木曽御嶽山麓サイクルサンクチュアリプロジェクト」が主催し、県内外の約230人が自然や食を楽しみながら120キロのコースを走り抜けた。

 木曽町の福島と開田高原を経て岐阜県高山市の飛騨御嶽尚子ボルダーロードで折り返し、同町三岳を通って戻るコースで、標高735~1800メートル間を走行した。参加者は爽やかな風が吹く朝6時半に出発し、青空の下思い思いのペースで雄大な自然の中ペダルをこいだ。随所の休憩所では漬物など地域の食が振る舞われた。
 自転車歴50年以上の水谷彰男さん(73)=名古屋市=は「空気が良くいいコンディション。久しぶりの木曽の景色を楽しみながら自分のペースで完走したい」と笑顔を見せた。
 大会は昨年に続き2回目で、前回から4倍ほどの参加者になった。